紙めくりて

ブルベ冬と診断されたオタクがコスメで右往左往するブログ

2020.10.6 読了後の本感想【生物関連書籍多め】

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 読了後の書籍感想走り書き。

 

◆知りたいサイエンス 動物はいつから眠るようになったのか? 線虫、ハエからヒトに至る睡眠の進化(大島靖美)

ヒトだけではなく、色々な動物や軟体生物昆虫などの睡眠を幅広く紹介する本。

比較検討と言えば丁寧。羅列しているだけと言われたらせやな。とは思う。

ただ、睡眠という視点で様々な種を見る書籍はあまり見たことがないので、その点では楽しめる。

専門的な用語が出てくる部分も多いが、挿し絵や表図も多い。フォントサイズも大きいのでさくさく読める。全体的に霞。専門用語はあるが、中高生でも読める。

タイトルの疑問に答えの返答はない。

 

◆眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎(ダニエル・T・マックス)

ヴェネツィアの一族が、謎の不眠症に苦しんでいた。これは中年期に発症し、やがて不眠状態に陥って死んでしまう。この一族を数世代にかけておい、病気の原因を追究していく。

文章難易度としては易しめだが、文字が細かくてびっしり。内容としては科学系のミステリーだと思えば普通に読める。文章構成は中世時代から遡っていくので、歴史書や聖書に苦手感あると飲み込み難い。

病気が怖いより、周囲の生きてる人間が怖い。

病気の原因は異常プリオン狂牛病とかで話題になったアレです。感染するたんぱく質として、この存在自体が医療領域で散々揉めたやつなので。ここが絡むと、人間の汚いところがちらほら見えてくる。こわい。これノンフィクションなんだぜ……。

この領域結構資金が動いたらしいので、人間らしいと言ってしまえばそこまでなんだがな……人間怖い。

恐怖の病気を見つけるために奮闘する医師・学者達が控えめに言ってクズだと思うんだが、これ読んでいて感動するものなんだろうか。

 タイトルは兎も角、副題がどうなんだこれ……と思ったりした。

 

◆世界でもっとも美しい10の科学実験(ロバート・P・クリース)

美しいとはなんぞや?

翻訳なせいなのか、ちょくちょく文章が読みにくい。図も少ないので、ある程度知識は問われる。

科学とあるぐらいなので、薬学と言うよりは物理学に有名な実験が紹介されているが、名前自体は聞いたのあるぐらい有名な実験ばかり。

実験手順に付いては詳しく解説されていないが、実験を切り取る視点が面白いと思った。

あとがきで訳者がニュートンの「光は屈折するときにその色を変えない。」というニュートン自身の言葉に触れている。

科学者にとっての美しいは難しいな。

本書では科学実験を芸術のように捉えていて、なんとなく言いたいことはわかるのだが。うん、難しいなとも思う。書籍ではあるが、科学の画集みたいだと思った。 

世界でもっとも美しい10の科学実験

世界でもっとも美しい10の科学実験